日本橋マタニティマッサージ/妊婦さんの貧血が起こすトラブルと改善方法

  1. 妊婦さんの辛いそのトラブルは「貧血」も原因かもしれない!?

サロンにお越しいただく妊娠中のお客様も「貧血」と診断された!と仰る方は多いのですが、妊娠中だから仕方がない・・とあきらめてはいませんか?

長いマタニティライフをずっと辛い状態で過ごすのは心身共に相当なストレス、お腹の赤ちゃんのことを思っても辛いですよね。

妊娠してから感じる下記のような辛いトラブル、または妊娠前からのトラブルが悪化していると感じている方は「貧血」もトラブルを悪化させる原因になっているかもしれません。

貧血が影響する肩こりや不眠、慢性疲労って結構あるのです。

 

・妊娠してからめまいや立ちくらみを起こすことが増えた

・頭痛や肩こりがひどい

・不眠で疲れが溜まる一方

・日中頭がボーっとしてやる気がでない

・吐き気がして気分がすぐれない

・抜け毛が増える

・イライラすることが多くなる

・いつも手足が冷えている

・爪が弱くなりへこむ 割れやすい

・少し動いただけでも動機がする

貧血によって起こる可能性の高いトラブルの数々です。

 

貧血とは赤血球、白血球、ヘモグロビンなど複数の項目をチェックするとわかるもので、貧血と最もかかわるのがヘモグロビンの数値。

健康な女性のヘモグロビン数値は12,0~15,0g/dl

妊娠貧血基準では11,0g/dl以下又はヘマトクリット33,0%以下という数値が定められているそうです。(WHO基準数値より)

妊娠中に貧血と診断された方はこの数値に当てはまっていますね。

私もどちらかというとあまり血は濃いタイプではなく、疲れを溜めすぎるとめまいが起こりやすいので気をつけていますがそれでも基準値の下限ラインには到達しているので、貧血レベルの数値だと体調は相当つらいはず!

なぜ妊婦さんは貧血になりやすいのか?

妊婦さんはお腹の赤ちゃんや胎盤に運ぶ血液がたくさん必要になるため、血中の赤血球の数が増える→その増えた分の赤血球も酸素と結合させて全身へ運搬するためヘモグロビンの濃度が薄まり貧血になりやすくなります。

ヘモグロビンって血液内のたんぱく質の一種で鉄(ヘム)とたんぱく質(グロビン)からできていますが、そのヘモグロビンが薄まったということは鉄分不足やたんぱく質不足も考えられるということです。

その他、造血ビタミンともいわれるビタミンB12や葉酸の不足も貧血を招く原因になりますね。

お腹の中でひとつの生命を育てていくということは、妊娠前よりもずっと注意が必要なんです。

 

妊婦さんの貧血対策におすすめの食材

鉄剤のサプリメントに頼る前になるべく日々の食事でカバーしたいですよね。

妊娠中だけでなく産後の母乳の元になる血液にも関わってきますので、ヘモグロビンのヘム(鉄分)はとにかく意識的に摂るようにしましょう。

妊娠中に必要とされる鉄分は

初期 9mg

中期~後期 21,5mg

授乳中 9mg

この数値、しっかり摂るのって結構大変です。鉄分って吸収されにくい栄養素なので、食べ合わせ次第では摂ってるつもりでも全然摂れてないということにないやすいのです。

 

おすすめ食材

・ひじき 煮干し 干しエビ 切り干し大根などの乾物類

100g中の鉄分量が断然多く含まれます。ビタミンCは鉄の吸収を高めるので野菜や果物などと一緒に食べ合わせると効率的です。

・かき あさり しじみ 鮭 

鉄分の他、赤血球を作りだすビタミンB12を含むので効率もよいです。

・魚介類やレバー、大豆食品

赤血球のヘモグロビンを作るのに必要な酵素成分である「銅」も含むので効率的です。鉄分を摂っても「銅」が足りないとヘモグロビンは正常に作られません。

・緑黄色野菜

葉酸が豊富で正常な赤血球を作るのにぜひ摂っていただきたいです。

・動物性たんぱく質(肉・魚・卵・乳製品)

鉄分を含む他、動物性たんぱく質は鉄の吸収をぐんと高めます。

 

鉄の吸収を妨げる食材

・タンニンを多く含む 緑茶 コーヒー 紅茶

食事中にこの飲み物を一緒に摂ると鉄分の吸収がダウンしやすいので、どうしても摂りたい場合は食後1時間は空けて摂るのがおすすめです。

・シュウ酸を多く含む食材 ほうれん草 タケノコ ゴボウ サツマイモ

要は「灰汁」が強い食材で鉄やカルシウムと結合すると吸収が落ちるため、灰汁抜きをして摂ればOK

・フィチン酸を多く含む食材 玄米 米ぬか ふすまなど

フィチン酸という成分が水に溶けにくい成分で鉄と結合すると腸からの吸収を妨げます。

食べるときはとにかくよく噛んで、他のものと混ぜて分量を減らすなど工夫するのもいいですね。

 

お仕事をされていて忙しい妊婦さんも多いと思いますが、毎日の食事がお腹の赤ちゃんと母体に、産後の体調にもつながっていきますので日々の食事をぜひ大切になさってください!

 

食事を大切にして、栄養をしっかり巡らせるには軽い運動も大切、貧血中のマタニティマッサージは血行促進をサポート

栄養のバランスを考えた食事をしながらウォーキングやストレッチ、ヨガなど軽い運動を継続されることで血液はより循環がよくなり貧血の助けになります。

また当サロンでも「貧血」と診断をされて妊娠中のお客様には下記の血液の循環を促す精油をおすすめさせていただきます。

施術後顔色が青白かったお客様が血色がよくなりとてもお元気になられています!

血行促進して貧血回復のサポートをする精油

・ローズウッド

・ラベンダー

・レモン

・グレープフルーツ

・サンダルウッド

・スイートオレンジ

・ジンジャー

これらの精油には血を巡らす成分、温めて巡らす成分、造血サポートをする成分を多く含み期待ができます。

ご自宅でもお風呂や足浴、セルフマッサージなどでお使いいただくとサポートになるかと思います。

 

貧血が回復したら妊娠中のトラブルが断然楽になった!というお話もお伺いするほどです。

元気に出産日を迎えていただけますように願っております!!

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